衣類のしみ抜きさくら会のホームページをご覧頂きありがとうございます。本日の投稿担当は、埼玉県小川町のクリーニングラブリーチェーン・讃岐です。

さて本日のシミはワイシャツに付いた錆のシミ。

茶色いシミは数あれど、錆のシミは他の茶色いシミとは違うように見えることがあります。ま、数をこなしていないとわからない次元なのかもしれませんが。

まずは、茶色というよりオレンジ系が強い色味。鉄のサビは赤錆、黒錆のように色も違えば組成も違う複数の種類があります。黒錆は、南部鉄瓶の表面の黒みを構成する錆で、中の鉄を酸素の攻撃から守る、鉄壁の盾のような物です。かたや赤錆は多くの錆止めされていない鉄に自然発生する錆で、お洋服に付着しているサビは、まずこれと見て間違いありません。黒錆は、鉄を高温加熱して作られるサビですから、お洋服はその熱に耐えられませんしね。

また、理由はわからないのですが、縦糸横糸に沿って放射状にシミが伸びる傾向が強い気がします。今回も【+】みたいな感じの広がり方をしているのが見て取れます。

あとは、弄ってみてからの傾向ですが、酸素系漂白剤で色が濃くなることも多々あります。酸素を与えちゃうことで半端だったサビがガッチリ酸素と結び付くからでしょう。

医薬用外毒物に指定される劇薬を使って、鉄と酸素の結合を解除して、水で濯げば処理終了。

サビはご家庭では如何ともし難いシミです。

シミでお困りの際は衣類のしみ抜きさくら会加盟店までご相談を。

この記事を書いた人

讃岐 賢一
讃岐 賢一
ラブリーチェーンは、武蔵野の小京都・埼玉県小川町に本社工場を持つクリーニング専門店です。県内の川越比企地域・北部地域・秩父地域にチェーン展開しております。
確かなシミ抜きの技術と豊富な加工メニューでお客様のご要望にお応えいたします。
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