衣類のしみ抜きさくら会のホームページをご覧いただきありがとうございます。本日の投稿は、有限会社ラブリーチェーン(埼玉県比企郡)の讃岐が行います。

さて、セーターに付いた茶色いシミ。

チェーン店にいつもお出しになる方は『こういうシミは落ちない』と思っていませんか?当然商売なので無料でという訳には行きませんが…。

数を多くこなしてナンボのチェーン店の多くは、このようなシミ抜きを嫌がります。理由は、様々あると思いますが、思いつくだけで、

①しみ抜きの品物だけ遅れるので商品の回転が遅くなる

②技術・知識・自信がないし弁償が怖い

③手間に対して割が合わない(と経営者が思い込んでる)

etc…..。

しかし素材に対しての禁忌薬品や、色が抜けてしまった場合の色修復方法を勉強して行けば②はクリア出来るし、③は経営者が『そんなにしみ抜き代貰えない』と最初から諦めている節があります。②克服のために培った技術を自信を持って値付けして、『そこまで不要』というお客様とはそういうスタンスで取引していけば良いだけで、大切なものをどうにか綺麗にして欲しいというニーズを切り捨てる理由にはなりません。

①は…経営方針上厄介事・時間がかかることには手を突っ込まないという事情があるのでしょうから何も言えませんが。

私たち【衣類のしみ抜きさくら会】のメンバーは、定期的に勉強会を開き、しみ抜きや洗いに関する情報交換をして、日々技術の研鑽に努めるクリーニング店の集まりです。

こちらのお品物もしみ抜きの知識が乏しいクリーニング店からすれば事故が起こりそうな物に見え、『落ちません』タグを付けておしまいというケースかもしれません。しかし、アルカリによる繊維の脆化(やってしまったら回復方法は無い)や、処理した部分だけ色が白くなりすぎる(色を塗るという回復方法あり)に注意すれば、今回のように落とせる可能性は高いです。稀に落とせないこともありますが。

シミでお困りの際は、衣類のしみ抜きさくら会加盟店までご相談ください。

この記事を書いた人

讃岐 賢一
讃岐 賢一
ラブリーチェーンは、武蔵野の小京都・埼玉県小川町に本社工場を持つクリーニング専門店です。県内の川越比企地域・北部地域・秩父地域にチェーン展開しております。
確かなシミ抜きの技術と豊富な加工メニューでお客様のご要望にお応えいたします。
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